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特集 大気の大循環と風



大気の大循環  季節風と偏西風  おもな地方風

(これらの地図・図版は、『基本白地図』に収録されています)


大気の大循環

大気の大循環と風

大気の大循環
 気温の一年間の変化の大きさを年較差といい、年較差が大きい場所は海に比べて温まりやすく冷えやすい大陸内陸部と高緯度地方である。年降水量が最も多い地域は上昇気流が発生する赤道付近で、南北回帰線付近では下降気流が卓越するため、年降水量は減少する。
 風は高圧帯から低圧帯に向かって吹く。赤道付近では上昇気流が発生して赤道低圧帯が広がる。中緯度高圧帯から赤道低圧帯に向かって貿易風が吹く。北緯20度付近から赤道に吹く貿易風の風向は北東となり、南緯20度付近から赤道に向かって吹く貿易風の風向は南東となる。緯度50度付近には亜寒帯低圧帯が広がり、中緯度高圧帯から亜寒帯低圧帯に向かって偏西風が吹く。このような一連の地球規模の大気の流れを大気の大循環と呼ぶ。
 風には、夏は海洋から大陸へ、冬は大陸から海洋へと風向を変える季節風(モンスーン)がある。東・東南・南アジアではこの影響を強く受け、海からの湿った風が夏の降水量を増加させる。



季節風と偏西風

季節風と偏西風

・季節風(モンスーン)は夏には大洋上の高圧帯から大陸内部の低圧帯へ、冬は大陸内部の高圧帯から大洋上の低圧帯へと、夏と冬とで風向が逆となる風。大陸の東側に発達。夏の季節風はとくに高温と多量の降雨をもたらし、アジアにおいては世界的な稲作地帯が形成される。
・偏西風は地球の自転の影響をうけて吹く西風の恒常風。ヨーロッパは暖流の北大西洋海流と偏西風の影響で、高緯度のわりに暖かい。



おもな地方風

おもな地方風

おもな地方風
 特定の地方の地形的な要因によって吹く風を局地風という。
フェーン
 春に地中海方面からアルプス山脈を越え、その北麓を吹き下りる高温で乾燥した南風を指す。アルプス地方特有の呼称であったが、現在は同種の風の一般名称となっている。
シロッコ
 サハラ砂漠から地中海をわたって南欧に吹く高温多湿の南風。
ミストラル
 フランス南部のローヌ川沿いに吹く寒冷な北風。
ボラ
 ディナルアルプス山脈からアドリア海に吹く寒冷な乾燥した風。
その他
 ブリザード、スホベイ、カムシン、チヌークなどがある。