最終更新日2025年11月12日
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地理の知識へのお誘い
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大学入試地誌問題



使われている統計には古いものもあります。新しい統計を調べてみてください。

出てくる地名でわからないものは、かならず地図帳などで確認してみてください。




カナダへの移民ほか

次の設問に答えよ(センター試験 改)。

カナダへの移民ほか


問1 上の表1は、カナダへの移民の出身地・国別割合の推移を10年ごとに示したものであり、ア〜ウはアジア、中央・南アメリカ、ヨーロッパのいずれかである。表1中のア〜ウと地域名との正しい組合せを答えよ。

問2 上の表2中のカ〜クは、上図中のP〜Rのいずれかの州あるいは準州における母語(注)別人口の割合を示したものである。カ〜クとP〜Rとの正しい組合せを答えよ。
(注)幼児期に親などから初めて習得する言語。


答え
問1 ア:ヨーロッパ イ:アジア ウ:中央・南アメリカ
問2 カ:P キ:R ク:Q

解説
問1
 カナダのおもな民族はイギリス、フランス系移民とその子孫である。アは建国以来移民人口の多いヨーロッパである。イはヨーロッパに代わって近年移民が増加しており、インド、中国をはじめとするアジアが当てはまる。ウは中央・南アメリカが該当する。ヒスパニック系移民は隣接するアメリカ合衆国への移民は多いが、カナダへの移民は少ない。
問2
 カナダでは多くの州がイギリス系移民の子孫を主要な民族とし、英語を話す人口が最も多くなっている。カは建国以来英語を話す人びとが圧倒的に多いPのブリティッシュコロンビア州、キは逆にフランス系住民が人口の約80%を占めるRのケベック州が当てはまる。クの「その他」は先住民族のイヌイット系の住民が多いQのヌナブト準州が当てはまる。なお、ヌナブト準州はイヌイットの自治権を保障するため1999年に設置された。




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