次の設問に答えよ(センター試験 改)。
問1 地球には多様な海底地形がみられる。図2は図1中の線A〜Dのいずれかに沿った海底の地形断面を示したものである。図2に該当するものを線A〜Dのうちから一つ選べ。ただし、深さは強調して表現してある。
問2 北半球の高緯度の海域では、海氷の分布に違いがみられる。図1中に示した海域J〜Mのうち、海氷に覆われにくい海域の組合せとして最も適当なものを、次の@〜Eのうちから一つ選べ。
@ JとK A JとL B JとM C KとL D KとM E LとM
問3 図3は、いくつかの地点に最寒月と最暖月の月平均気温、および最少雨月と最多雨月の月降水量を示している。図3中のP〜Sは、図1中に示した地点ア〜エのいずれかである。エに該当するものを、P〜Sのうちから一つ選べ。
問4 次の@〜Cの文は、図1中のサ〜セの島国について、いずれかの自然環境の特徴を述べたものである。シに該当するものを、次の@〜Cのうちから一つ選べ。
@ 安定陸塊(安定大陸)に位置しており、西岸はステップ気候などに、東岸は熱帯雨林気候に属している。
A 安定陸塊(安定大陸)に位置しており、北部はサバナ気候に、中部から南部にかけては熱帯雨林気候に属している。
B 新期造山帯に位置しており、サバナ気候に属している。
C 新期造山帯位置しており、大部分が熱帯雨林気候に属している。
答え
問1 B
問2 D
問3 S
問4 A
解説
問1
Aは大西洋北部の中央付近に位置し、アイスランド島に続く大西洋中央海嶺が通っている。Bは日本列島南東部に位置し、日本海溝に続く伊豆小笠原海溝を横切っている。太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込む位置にあたる。Cはオーストラリア大陸北側のアラフラ海に位置する。付近一帯には広大な大陸棚が広がる。Dは太平洋北東部に位置するが、深く平らな大洋底が広がる。これらの特徴から、線Bは深い海溝とプレートどうしの接触面にみられる複雑な地形が読み取れる。従って、図2は線Bとなる。
問2
北半球の高緯度にある海域で、海氷に覆われにくい条件として、付近を暖流が流れていることがあげられる。Kの海域には北大西洋海流、Mの海域にはアラスカ海流と、ともに暖流が流れている。従って、Dが該当する。なお、Jの海域には寒流の東グリーンランド海流が流れている。Lのオホーツク海は、アムール川の淡水が流入し、塩分濃度が低くなることで海氷が形成される。
問3
アはギリシャ付近に位置し、地中海性気候が広がる。イはカスピ海東岸に位置するが、内陸で隔海度が大きいため、砂漠気候がみられる。ウはサンフランシスコ付近に位置し、地中海性気候が広がる。エはニューヨーク付近に位置し、温暖湿潤気候がみられる。よって、エはSとなる。なお、ウはP、アはQ、イはRが該当する。
問4
シの島国はスリランカである。セイロン島(スリランカ)は、インド半島とともに安定陸塊の一部である。南西モンスーンの影響を受け、北部はサバナ気候、中南部は熱帯雨林気候に属する。よって、Aが当てはまる。
@はマダガスカル島が当てはまる。マダガスカル島は南北に山脈が走っており、南東貿易風の影響により島の東側は熱帯雨林気候、西側は乾燥気候が広がっている。サバナ気候のBは、大部分が熱帯雨林気候のCより高緯度に広がるので、Bがセのキューバ島、Cがスのフィリピンとなる。
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