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『世界史演習問題(CD-ROM版)』の見本問題


−セルジューク朝の台頭−

次の文の( )に適する語句を入れ、下図の( )に適する語句をそれぞれのヒントを参考にして答えなさい。
 10世紀には、シーア派の(1)朝が建国され、エジプト・シリアを支配下におき、(2)に首都を建設した。11世紀になると、中央アジアから西方に進出したトルコ人の(3)朝が台頭し、始祖トゥグリル=ベクは1055年にブワイフ朝を倒してバグダードを入城した。トゥグリル=ベクはアッバース朝カリフから(4)(支配者)の称号をあたえられた。(3)朝は、スンナ派イスラーム教を奉じ、また小アジアやシリアの海岸地帯に進出し(5)帝国領を圧迫し、イスラーム世界を拡大させるとともに、ヨーロッパのキリスト教徒が十字軍をおこす原因ともなった。
 11世紀半ば、北アフリカの先住民(6)人のあいだで、急激にイスラーム化がすすんだ。(6)人は、マグリブ地方のモロッコを中心に(7)朝を、ついで(8)朝を建国し、ともにマラケシュに都を定めた。(7)朝は西部スーダンの黒人王国(9)を滅ぼし、内陸アフリカにイスラーム教を広める道をひらいた。

セルジューク朝の台頭


ヒント
10.14の都。隊商ルートの重要拠点で農業も盛ん。
11.18の都。旧名はビザンティウム。
12.アッバース朝の都として第2代カリフのマンスールによって造営された。
13.15がエジプトを征服して建設した新しい都。
14.サハラにおこったベルベル人の王朝。ガーナ王国を滅ぼす。
15.シーア派がチュニジアに建国。後にエジプト・シリアを支配。
16.スンナ派のトルコ人王朝。始祖はトゥグリル=ベク。
17.サーマーン朝のマムルークがアフガニスタンに建国。
18.別称は東ローマ帝国。
19.16に同じ。

答え
(1          )(2          )(3          )(4          )
(5          )(6          )(7          )(8          )
(9          )(10          )(11          )(12          )
(13          )(14          )(15          )(16          )
(17          )(18          )(19          )

解答
1ファーティマ 2カイロ 3セルジューク 4スルタン 5ビザンツ 6ベルベル 7ムラービド 8ムワッヒド
9ガーナ 10マラケシュ 11コンスタンティノープル 12バグダード 13カイロ 14ムラービト朝 15ファーティマ朝
16セルジューク朝 17ガズナ朝 18ビザンツ帝国 19セルジューク朝


−イタリア戦争とスペインの全盛−

次の文の( )に適する語句を入れ、下図の( )に適する語句をそれぞれのヒントを参考にして答えなさい。
 1494年、フランス王((1)家)がイタリアに侵入すると、神聖ローマ皇帝(ハプスブルク家)がこれに対抗し、(2)戦争がおこった。(2)戦争はやがてヨーロッパの覇権をめぐる争いに発展して、イギリスなど多くの国をまきこみながら、1559年の(3)条約による終結まで続いた。とくに、1519年にハプスブルク家のスペイン王カルロス1世が神聖ローマ皇帝カール5世して選出されて以降、ハプスブルク家の領土に取りかこまれる形になったフランスの(4)は、カール5世と、ヨーロッパの覇権をめぐって激しくたたかった。その後も、フランス王家((1)家、ブルボン家)とハプスブルク家の対立は、18世紀半ばまでヨーロッパの国際関係の重要な対立軸となった。
 15世紀末、イスラーム教徒をイベリア半島から一掃したスペインは、ラテンアメリカの銀を独占して国力を強めた。ハプスブルク家は15世紀後半に婚姻関係をつうじてネーデルラントを獲得していたが、母がスペイン王女のカルロス1世がスペイン王位につくとさらにスペインも継承した(スペイン=ハプスブルク朝)。カルロス1世(カール5世)が1556年退位すると、ハプスブルク家はスペイン系とオーストリア系にわかれた。スペインはカルロス1世の子(5)のとき、ヨーロッパ最強の国家となった。(5)はオスマン帝国を1571年(6)の海戦で破り、その地中海での脅威を一時やわらげた。また1580年(7)の王位を継承して、スペインと(7)の同君連合は1640年まで続いた。その間、スペインは(7)の海外植民地も支配下において、「(8)のしずまぬ国」を実現した。

イタリア戦争とスペインの全盛


ヒント
9.オーストリア王家。多くの神聖ローマ帝国皇帝をだした。
10.962年オットー1世が帝冠を授けられたことに始まる。
11.住民はスラヴ系のチェック人が多い。
12.古くはヴィンドボナとよばれた。
13.この地でオスマン海軍がヴェネツィアなどによる連合艦隊を破った。
14.この地でオスマン海軍がスペインなどによる連合艦隊に敗れた。
15.1710年以降、プロイセン王国の首都。
16.14世紀末、公国として自立した。
17.1282年の反乱の結果、フランス系が分離独立した王国。
18.現在のオランダ・ベルギーを中心とする地域。

答え
(1          )(2          )(3          )(4          )
(5          )(6          )(7          )(8          )
(9          )(10          )(11          )(12          )
(13          )(14          )(15          )(16          )
(17          )(18          )

解答
1ヴァロワ 2イタリア 3カトー=カンブレジ 4フランソワ1世 5フェリペ2世 6レパント 7ポルトガル
8太陽 9ハプスブルク 10神聖ローマ 11ベーメン 12ウィーン 13プレヴェザ 14レパント 15ベルリン
16ミラノ 17ナポリ 18ネーデルラント



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