最終更新日2025年4月30日
世界史の歴史地図へのお誘い
世界史の演習
−ローマ帝国の最大領域−
次の文の( )に適する語句を入れ、下図の( )に適する語句をそれぞれのヒントを参考にして答えなさい。
共和政末期の内乱をしずめたオクタヴィアヌスは、紀元前27年、元老院から(1)の尊称をうけ、要職を一身に兼ねた。かれは「市民の第一人者」として元老院など共和政の伝統を名目上は尊重したが、事実上は独裁君主であり、これ以後ローマは帝政となった。こののちいわゆる五賢帝の時代が終わるまでの約2世紀間、一般に平和が続き、ローマ帝国は最盛期をむかえた。その領土は紀元100年頃の(2)帝のとき最大に達した。
しかし2世紀の末、五賢帝の最後の(3)帝の治世が終わる頃から帝国の政治は乱れはじめ、3世紀には各地で軍隊がかってに皇帝を廃立して争う時代となった。しかも帝国の外からの異民族の脅威も強まり、帝国の支配は動揺した。このような内外の危機に対処するためには、強力な統治権の確立が必要となった。284年に帝位についた(4)帝は共和政の伝統をすてて官僚制にもとづくオリエント風の支配をしいた。
ヒント
5.現在のロンドン。
6.現在のパリ。
7.現在のウィーン。
8.現在のミラノ。
9.現在のマルセイユ。
10.フェニキア人の植民市。商業貴族支配の海上国家。
11.ラテン人建設のティベル河畔のポリス。後の帝国の都。
12.ギリシア人の植民市。現在のイスタンブル。
13.コリントを母市とするギリシア植民市。
14.西地中海の覇権をめぐる10と11の戦争。
15.五賢帝の一人。ローマ領最大となった。
答え
(1 )(2 )(3 )(4 )
(5 )(6 )(7 )(8 )
(9 )(10 )(11 )(12 )
(13 )(14 )(15 )(16 )
解答
1アウグストゥス 2トラヤヌス 3マルクス=アウレリウス=アントニヌス 4ディオクレティアヌス
5ロンディニウム 6ルテティア 7ウィンドボナ 8メディオラヌム 9マッシリア 10カルタゴ 11ローマ
12ビザンティウム 13シラクサ 14ポエニ 15トラヤヌス 16 395