最終更新日2021年7月19日
戻る  メニューに戻る

世界史の歴史地図へのお誘い
戻る  メニューに戻る
詳解世界史歴史地図・図解


−三大宗教騎士団−



(この画像と説明文は『世界史地図・図解集』に収録されています)


三大宗教騎士団

三大宗教騎士団
聖ヨハネ騎士団
 1023年ころイェルサレムの修道院跡に設立されました。巡礼路に沿って救護院を設けるなど,聖地巡礼者のための病院や宿泊所を運営しました。12世紀前半ころから,テンプル騎士団とならんで十字軍諸国家の常備軍として軍事活動もおこなうようになりました。1291年のアッコン陥落より十字軍国家消滅後は,キプロス島ついでロードス島に本拠地を持ち,ロードス騎士団と呼ばれるようになりました。しかし1522年オスマン帝国に逐われ,1530年マルタ島へ本拠を移しマルタ騎士団と呼ばれ,現在にいたります。現在は,医療などの慈善事業団体として活動しています。
テンプル騎士団
 12世紀初頭に十字軍諸国家で巡礼の警護にあたったシャンパーニュ出身の騎士集団が,イェルサレム王国の国王からソロモン神殿跡に本拠地を与えられ,1128年ローマ教皇によって最初の騎士団として正式に認可されました。十字軍国家の常備軍として活動するとともに,西欧各地に所領を獲得し,現金輸送や銀行業務にも従事しました。1191年にはキプロス島を本拠地として与えられました。1291年イェルサレム王国の臨時政府がおかれたアッコンの陥落より十字軍国家消滅後は,フランスに本拠地を移しました。しかし騎士団の富に目をつけたフランス国王フィリップ4世の陰謀により,異端の嫌疑をかけられ1312年に解散に追い込まれました。
ドイツ騎士団
 1198〜99年に創立された宗教騎士団の一つで,十字軍諸国家の常備軍として活躍しました。十字軍国家消滅以降はバルト海南岸に進出し,ドイツの東方植民の先駆けとなり,のちプロイセンのもとになるドイツ騎士団領を形成し世俗化していきました。