有史以来、5000年の人類の歩みを理解することは大変なことだとおもいます。
この大変な世界の歴史に、すこしでも興味をもってもらおうと、
ここでは、おもいつくままに、歴史的な事柄について紹介します。
幹線鉄道国有化問題と辛亥革命
1911年5月,清朝は幹線鉄道国有令を発して,川漢鉄道と粤漢鉄道の二つの民営鉄道を国有化することとした。国有化した鉄道を英・米・独・仏の四国借款団からの借款で建設する密約も結ばれた。清朝は,列強からの借款によって,その支配の延命をはかるために,自国の鉄道利権をいわば抵当にいれた。しかし,国有化の対象とされた2鉄道は利権回収運動など,ナショナリズムの高揚のなかで設立された民営鉄道会社によって建設されつつあったものだ。しかもこの決定は,当事者である鉄道会社や、立法諮問機関である資政院・諮議局とも協議することなく行われた。鉄道建設予定地の四川・湖北・湖南・広東の各省の株主や一般民衆は,保路同志会などの団体を結成して鉄道国有化反対運動をすすめた。ことに四川省において,反対運動が激化し,納税拒否や商店の一斉休業,学生のストライキなどに発展した。