最終更新日2026年10月19日
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詳解地理


−ヒートアイランド現象−




ヒートアイランド現象


 ヒートアイランドとは、「熱の島」、都市が周辺よりも高温であることをいう。その高温の理由には、オフィスや工場、自動車などからの人工排熱の増加と、水辺や緑地の減少による蒸散効果の減少があげられる。
 海風は、海から陸に向かって吹く風のことをいい、陸から海に向かう風を陸風という。昼間に日射を受けると、熱しやすい陸地の温度が海面の温度より高くなり、地上の大気下層の気圧が海上より低くなるため、この気圧差によって海風が吹く。そのため、海風によって都心部の熱が運ばれ、特別区の北では30℃を超える時間が長くなる。
 東京都特別区の北部では、建物や舗装道路などからの放熱に加えて、海風によって都心部の熱が運ばれるため、30℃を超える時間が長くなっている。西部や北東部では、標高が高く、田畑や森林の占める割合が大きいことから、特別区とその周辺地域に比較して30℃を超える時間が短い。東京湾沿岸地域では、海風の影響により30℃を超える時間は特別区の北部周辺地域より短いが、ここでも気温の上昇傾向がみられる。