最終更新日2024年4月19日
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大学入試日本史地図図解問題

古墳時代の発展

古墳時代の発展(國學院大・東京経済大・学習院大 改)
 次の文を読んで、問に答えよ。
 ヤマト政権が形成された古墳時代には、多くの人々を動員した土木工事によって(a 前方後円墳)などの大型墳墓が築造された。当初、各地域の有力首長らによる政治連合にすぎなかったヤマト政権は、(1)との緊張が高まった古墳時代中期以降、活発な外交・軍事活動を展開し、中期から後期にかけて(b 身分制度や政治組織)を整えていく。倭の五王による(2)への朝貢も、こうした軍事・内政戦略の一環として行われたものであった。なお、古墳時代後期に(c 群集墳)とよばれる小古墳が爆発的な増加をみたのは、それまで古墳を造ることができなかった階層が台頭してきた事実を物語っている。
 (d 古墳時代の民衆の生活)においては、農耕に関する祭祀は、もっとも大切なものであり、なかでも豊作を祈る春の祈年(としごい)の祭りや収穫を感謝する(3)の祭りは重要なものであった。
問1.(a)が造られた時期として正しいものを、次の中から一つ選び、記号で答えよ。
 1.2世紀後半から5世紀後半  2.2世紀後半から6世紀後半
 3.2世紀後半から7世紀後半  4.3世紀後半から6世紀後半
 5.3世紀後半から7世紀後半
問2.(1)にあてはまる国を、次の中から一つ選び、記号で答えよ。
 1.馬韓  2.加耶  3.百済  4.新羅  5.高句麗
問3.(b)の説明としてふさわしいものを、次の中から一つ選び、記号で答えよ。
 1.当時の豪族層は、姓と呼ばれる地縁的な結びつきによって成り立っていた。
 2.大王家は、各地に名代・子代と呼ばれる部や、屯倉と呼ばれる直轄地を設けた。
 3.君(きみ)・忌寸(いみき)などの称号は、地方の有力貴族に与えられることが多かった。
問4.(2)にあてはまる国を、次の中から一つ選び、記号で答えよ。
 1.南宋  2.宋  3.北魏  4.東魏  5.遼
問5.(c)としてふさわしい古墳群を、次の中から一つ選び、記号で答えよ。
 1.岩橋千塚古墳群  2.埼玉古墳群  3.西都原古墳群  4.百舌鳥古墳群
 5.古市古墳群
問6.(d)についての記述として最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。
 1.住居には、竈に代わって囲炉裏が作られるようになった。
 2.形の整った山や高い樹木、巨大な岩などを神のやどるところと考え、祭祀の対象とした。
 3.衣服として、貫頭衣が一般的になった。
 4.都市部では定期市が開かれるようになった。
問7.(3)に入れる最も適切なものを一つ選び、記号で答えよ。
 1.禊(みそぎ)  2.新嘗(にいなめ)  3.太占(ふとまに)  4.盟神探湯(くかたち)
問8.弥生土器の系譜を引き、古墳文化の時代に集落内で低温焼成して作られ食器などに使われた、赤褐色の土器を答えよ。
問9.古墳文化の時代に朝鮮半島から取り入れられた技術で窯を使って焼成する、灰色の土器がある。この土器を答えよ。
問10.素焼の焼物で、古墳の表土に列をなして並べ飾られた下の図のようなものを何というか。

古墳時代の発展

答え
問1(  )問2(  )問3(  )問4(  )問5(  )問6(  )問7(  )
問8(     )問9(     )問10(     )

解答
問1(4)問2(5)問3(2)問4(2)問5(1)問6(2)問7(2)
問8(土師器)問9(須恵器)問10((形象)埴輪)



(この地図図解・史料問題は『日本史地図図解問題』に収録されています。また、問題で使われている地図・図版は『日本史地図・図解集』に収録されています。)