最終更新日2026年8月10日
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日本史の歴史地図へのお誘い
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大学入試日本史地図図解問題


室町時代の文化

 次の文を読み、問に答えよ(上智大 改)。

 室町時代の文化を考える場合、次のような特色が挙げられる。まず、この文化の中心は京都にあったものの地方との交流も活発で、当時の海外文化の影響も色濃く受けながら、今日の日本文化の代表格とされるものを徐々に確立していった。一方で、民衆による文化への積極的参加も顕著にみうけられるようになり、その結果としての文化受容層の広がりは、この後の日本文化の展開において室町文化の存在感を一層強めることとなる。
 この時代の文化を時代順におおまかに分けると、まず南北朝文化から始まり、ついで3代将軍足利(1)の時代の北山文化、8代将軍である足利(2)時代の東山文化へと続いていくことになる。
 最初の南北朝文化について代表する著作物に目を向けると、まず時代相を反映した軍記物の(3)が挙げられるし、同じ視点からの歴史物として(4)鏡を挙げることができる。更には(5)側の立場から記述した(6)に対し、その反対勢力である(7)側からの視点で著された北畠親房の(8)もよく知られるところである。また北畠には、日本の官職制度についての著作である(9)もある。
 一方で連歌や能楽もこの頃より親しまれ、自由な娯楽的茶会である(10)も流行し、賭け事である闘茶も行われた。これらは、室町時代が下がるにつれて全般的に一層洗練され、日本文化の代表格へと昇華してゆく。
 室町時代、庶民に流行した芸能としては小歌・古浄瑠璃・(11)などもあり、(12)は小歌の代表的歌集である。連歌では(13)に(14)があらわれ、菟玖波集を著したほか、規則書である(15)を制定した。連歌では、このほか(16)風連歌を確立した宗祗も著名で、彼は(17)も編集している。また、(18)連歌を創出した宗鑑もこの方面で忘れることのできない人物であろう。

問1.下図の建築物は、a.北山文化、b.東山文化のどちらを代表するものか、記号で答えよ。

室町時代の文化


問2.文中の(1)〜(18)について、最も適するものを一つ選び、番号で答えよ。
 1 1.義明  2.義元  3.義尚  4.義満
 2 1.義政  2.義晴  3.義視  4.義時
 3 1.平家物語  2.海道記  3.太平記  4.百練抄
 4 1.大  2.増  3.今  4.花
 5 1.南北朝  2.教団  3.南朝  4.北朝
 6 1.愚管抄  2.吾妻鏡  3.難太平記  4.梅松論
 7 1.南北朝  2.教団  3.南朝  4.北朝
 8 1.樵談治要  2.庭訓往来  3.統道真伝  4.神皇正統記
 9 1.官職要解  2.経世秘策  3.職原抄  4.柳子新論
 10 1.茶寄合  2.茶会席  3.茶懐石  4.茶座談
 11 1.新内  2.催馬楽  3.幸若舞  4.歌舞伎
 12 1.閑吟集  2.犬菟玖波集  3.沙石集  4.塵劫記
 13 1.南北朝期  2.北山文化期  3.東山文化期
 14 1.一条兼良  2.二条良基  3.三条西実隆
 15 1.節用集  2.庶物類纂  3.弁道  4.応安新式
 16 1.正  2.薫  3.談  4.貞
 17 1.新撰菟玖波集  2.新々菟玖波集  3.続菟玖波集  4.犬菟玖波集補遺
 18 1.今様  2.談林  3.水無瀬  4.俳諧

答え
問1(  )
問21(  )2(  )3(  )4(  )5(  )6(  )7(  )8(  )9(  )
10(  )11(  )12(  )13(  )14(  )15(  )16(  )17(  )18(  )


解答
問1(b)
問21(4)2(1)3(3)4(2)5(4)6(4)7(3)8(4)9(3)
10(1)11(3)12(1)13(1)14(2)15(4)16(1)17(1)18(4)



(この地図図解・史料問題は『日本史地図図解問題』に収録されています。また、問題で使われている地図・図版は『日本史地図・図解集』に収録されています。)