最終更新日2024年4月26日
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日本史の学習室
−白鳳文化−
次の文の( )に適する語句を入れ、図版の空欄に適語を答えよ。
飛鳥文化に続く、7世紀後半から8世紀初頭にかけての文化を(1)文化という。天武・持統天皇の時代を中心とする、律令国家が形成される時期の文化で、7世紀には新羅を経由し、8世紀には遣唐使によって伝えられた唐初期の文化の影響を受け、仏教文化を基調にしている。
天武天皇によって(2)・薬師寺がつくり始められるなど仏教興隆は国家的に推進され、地方豪族も寺院を建立したので、この時期に仏教は急速に展開した。彫刻では(3)(もと山田寺の薬師三尊の本尊の頭部)などがおおらかな表情を伝え、絵画では(4)壁画にインドや西域の影響が、また(5)古墳壁画に中国や朝鮮半島の影響が認められている。
豪族たちは中国的教養を受容して(6)をつくるようになり、一方で和歌もこの時期に形式を整えた。またこの時代には、中央集権的国家組織の形成に応じて、中央の官吏だけでなく地方豪族にも漢字文化と儒教思想の受容が進んだ。
(ワンポイント知識)
・白鳳文化の「白鳳」は、公的な年号である白雉(はくち)の異称。中瑞(瑞はめでたいことの意味)の雉(きじ)から、大瑞の鳳(おおとり)へよび変えたともいう。
・2004年、高松塚古墳壁画の青色顔料には、西アジア産の宝石ラピスラズリが使われていることが判明した。国内の古代壁画では初めて確認された。
答え
(1 )(2 )(3 )(4 )
(5 )(6 )(7 )(8 )
(9 )(10 )(11 )
解答
1白鳳(はくほう) 2大官大寺 3興福寺仏頭(ぶっとう) 4法隆寺金堂 5高松塚 6漢詩文
7薬師寺 8天武 9持統 10百済 11興福寺仏頭